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駄文書きねむと『ろびぃ』が黒歴史を量産したししなかったりな感じのブログ 詩的な何かとかSS的な何かを配信したり
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旅をしていた
あの人と出会ったのは偶然、どんな出会いだったかは記憶にはない
けれど、突飛な人だな。と、それだけ感じたことを覚えている。

意気投合、という訳ではないが、互いが互いに興味を持ち
私達は共に旅をすることになった
彼はやはり、変な人だった
共に旅をすることで、迷惑をかけられる事もあった、苦労することもあった
助けられた事もあった、優しい言葉が嬉しかった
助けた事もあった、時折落ち込む彼を励ました
喧嘩をして、口も聞かずに同じ方向に歩き、そしてどちらからか謝って、仲直りをすることもあった
私達は、仲間だった

ある日、大きな道の分岐点に差し掛かった時
彼は何時もの軽口を叩く時のように唐突にこう言った

さて、そろそろ僕たちもお別れだね

何を言っているんだろう、と思った
何時もの軽口だと思って軽く聞き流そうとしたが、彼の声音は何時になく真面目で

僕たちと言う人間はあまりに違いすぎる
何度も喧嘩して、仲直りをしたね
でも何時か必ず、仲直りが出来なくなる
だからその前に、さようならだ

なんとなく気付いてた、でも、認めたくはなかった
私はきっと彼が好きだったから、かけがえの無い友達だって思ってたから

なぁに、心配はいらないよ
あの日偶然僕と君が出会ったように
また何時か出会える日が来る
道は何時か何処かで必ずまた繋がるんだ
だから、また出会った時はまた共に少しの間旅をしよう

そう言って、彼は去っていった
振り向くこともなく、ただ立ち尽くしている私を置いて
彼の姿が見えなくなった頃、私はようやく、歩き始める事が出来た
彼が進んだのとは逆の道へ

それから、彼とはまだ再会していない。
でも、たくさんの出会いと別れがあった。
彼が言ったのはそういう事だったのだろう。
私は、旅を続けている。
果ての無い長い長い旅。
きっと何時か、また誰かと出会い、別れる。
それが楽しくて、悲しくて。
これだから、歩みを止めることが出来ない。
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HN:
眠兎 『ろびぃ』
性別:
非公開
趣味:
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自己紹介:
駄文書き
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サークル:Lost&Found(活動停止)、友人の本にたまにゲストしてたり
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